「第2回衛宮室会議」
「えー。お集まりいただいたのは、他でもありません。」 「この日が来てしまったのですね。」 俺の一言から始まるわけだが、 第一回の覇者、セイバーがまず反応する。 2連覇がかかっているだけにその気迫は王の威厳とも言うべきか。 ここは、衛宮家・・・ではなくお寺なのであるが、 集まった人数が入りきらないのでという理由・・・ 「前回はセイバーにかけ放されてしまった借りがあるわ。」 声高らかに話すのは遠坂凛。前回の投票2位に甘んじた第2ヒロイン(?) 別にヒロイン級に区別はないのであるが、 ここは著者の独断と前回の結果から判断してるので気にしないように。 「ふむ、この場所も悪くはない」 「まあ、いいんじゃねーの。そんなことは」 なにやら意気投合してるのやら、どうなのやら・・・ アーチャー(エミヤ)とランサーであるが、 自分の順位などどうでもいいのかあまり興味を示していない。 「あのですね。姉さんに負けただけでなくライダーにまで・・・」 「サクラ、心配には及びません。今回はちゃんと出番があったわけですし」 まだマスターより上位に食い込み、 あまつさえその美貌を露にするのはライダーと 第3ヒロイン・間桐桜の二人であるが、 おいしいとこ取りしているのは案外この二人かもしれない。 ちなみに聖杯戦争に参加しているマスターで、 サーヴァントより上位にいたのは確かいないと思われる。 「うふふ。私の出番が多かった。きゃっ!」 なにやらハイテンションなおば・・いえ、 お姉さんはキャスターであるが、今回、素顔と新妻っぷりが光ってましたよ。 あれが本編なら間違いなくもっと上位に食い込んでもおかしくなかっただろう。 「うんうん。私の時代がやってきたのだ!」 どっかずれてますが、この独特のテンションで唯一のお笑い教師?藤村大河 最近、イリヤとの確執?が出てきたようです。 「まったくタイガはレディとしてなってないわね。 ねえ、お兄ちゃん。まだ始まらないの?」 その大元、イリヤスフィールであるが、 前回はかなりのいい線いってましたよ。 あの悪魔っ娘ぶりに多くの士郎君たちは撃沈されたと思われる。 「あの・・そろそろはじめてもいいのかな?」 「キシャー!私の出番クレ!」 「落ち着け皆の者」 三人娘こと、三枝由紀香・蒔寺楓・氷室鐘であるが、 意外と惜しいところもってかれたかも・・・ 「まあ、衛宮らしいがな」 「ふむ。美綴嬢が珍しいな」 思わぬカップル誕生か?と思わせといて、 意外と公私分けている美綴綾子と柳洞一成の2人である。 本当は付き合ってそうだが・・・ 「今年は私の年ね」 「甘いわ、パゼット。わたしが上よ!」 なにやらバトルしているのは、 前回、初回限定版にしか乗っていなかったが、 忘れ去られる事なくしっかりと順位を持っている パゼット・フラガ・マクミレッツと ちょっと恐いエクソシストだが、根はもっと恐そうな カレン・オルテイシアのお二方。 実は隙あらば、俺をアヴェンジャーのコスプレに 仕立て上げそうな勢いだったりもする 他の参加者としては、 ギルガメッシュやアインツベルンのメイドさんなどもいる。 長い説明もこれくらいにして、 本題に入りますが・・・ 「今年こそは私が一番よ!」 「凛!あなたのキャラは2つあるのですよ!」 「そういうセイバーだって2つあるじゃない」 「何を言うかと思えば、 あれ(黒化)は前回出てるから私自身の票には影響は出ません!」 「ここは桜に分があるかもしれません」 「そ・・そうかな。」 「私を忘れてもらっては困るわ、この美貌にひれ伏すがいいわ!」 「それをいうなら、私とて同じ」 すでに、聖杯戦争顔負けの意地と意地の正面衝突! ある意味、女たちの戦いと言ったほうがあってる気がする。 第一、間桐慎二のが騒ぐ例外を除けば、基本的に順位は気にしてないようだし。 何が起こるかわからない人気投票。 ここはおとなしくしているほうが吉かもしれない。
by 文月
本当に何が起きるかわからない人気投票ですが、 自分の信念だけは曲げないようにしようと・・・ でも、今回は曲げるかも。
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