聖戦、再び
士郎「ついに、始まっちまったな。第2回人気投票。」 凛「そうね。・・・まったく、えらい迷惑だわ。結果が気になってイライラ すると、魔術刻印がうずくのよね・・・。」 士郎「そ、そこまで気になるのか。」 凛「当たり前でしょ!ここのところ、「万年2位」とか言われながらも、 『2位は確保してる』という安心感に包まれて生活できていたのに!」 士郎「遠坂・・・珍しく後ろ向きな発言だな。」 凛「だって・・・今回なんて、普通に選択肢として『カレイドルビー』 があるのよ!」 士郎「ああ、遠坂のそっくりさんだな。」 凛「わたしよ!!って絶叫するのもなんだけど、見れば分かるでしょ!? これじゃ明らかに・・・。」 士郎「票割れするな。」 凛「なんで自分と張り合わなきゃいけないのよ!黒セイバーみたいに ほとんど別人格ならともかく、わたしなんて意識はっきりよ!」 士郎「確かに。この上に『ミミック遠坂』とか『未来の遠坂凛』なんて 投票があった日には、遠坂の地位も危ないかもな。・・・ ただでさえ、今回は出番が遅かったし。」 凛「ライダーなんて、前回あの出番で4位よ?やばいじゃない! それに!言っときますけど、士郎だって危ないのよ?」 士郎「ん・・・なんで?」 凛「前回の発表見たでしょ?10位と11位とじゃ、扱いが天と地ほ ども違うのよ?わたしみたいに票割れしてもベスト10入りは確実なキ ャラクターと違って、士郎は前回7位。今回伸びてきたキャラにカレン なんかを加えたら・・・。」 士郎「なぁッ!?」 凛「・・・ようやく、現在の切羽詰った状況が飲み込めたようね。 この差し迫った危機を如何に乗り越えるかで、わたしたちの今後は大きく 変わってくるはずよ。・・・もしかしたら、士郎がアーチャーみたい になってしまったのだって、今回の大敗がきっかけなのかもしれない。」 士郎「もう大敗決定!?」 凛「そうならないように、色んな場所に顔を出してお願いして歩くの よ。・・・勝ってしまえばこっちのものなんだから。」 士郎「いや、口に出しちゃだめだろう。」 凛「・・・なんのことかしら?」 士郎「いやまあ、いいんだけど。とにかく、お願いするんだろ?」 凛「そうね。それじゃ、姿勢を正して・・・。」 士郎「 おれたちを よろしくお願いします!! 凛 わたしたちを 」
by TAKEHIRO
前回投票した2人が、今回微妙に危なそうなので 応援のつもりで書きました。 でも今回は遠坂姉妹に投票しちゃったんですけどねw すまん、士郎。
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