希望
世の中の不条理は幼い頃から解かっていた。 私の運の悪さを恨んだ事もあった。 同時に解かっても、恨んでもどうしようもない現状も理解した。 死 それすら選べない私、臆病な私……嫌だ、否だ、いやだ、イヤダ… このまま日陰の中で過そう…太陽の下は私には眩し過ぎる… 太陽だけ? ううん、太陽のような人も… 死に至る病と蟲達と共にこのまま日陰に生きよう。 私にはそんな運命がお似合いだと思ってた… 「なぁ、そこの大皿取ってくれない?」 「あっ、これですね先輩」 台所での何って事ない会話、もう何回、何十回も続けてる日常会話… でも、そんな日常会話に『希望』と『未来』を感じてる私がいる… 私…もう少し日に当たってもいいかな? 最近、そう思えてきた。
by 夕凪
桜応援SSです。 勢いに任せての初SSww お目汚し申し訳ないです
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