約束
そして、終わらないはずの4日間を通り過ぎ、彼───衛宮士郎は5日目を迎えた。 「───夢、だったのか。」 そう、あれは夢のはずだ。あんな、誰も失われていない、まるで理想郷のような場所 なんて、 「っく。」 それでも覚えている。たとえ夢でも、あの場所を終わらせたのは、 他でもない自分だった。 「────。」 後悔はない。 ただそれでも、最後まで自分の剣であってくれた彼女にもういない。 それは、どんなに、、、、 それでも───あの夕暮れ、あの坂道で彼女と交わした約束があった。 「この身は最後まで、あなたの剣としてありましょう───。」 そして、自分に誓った誓いもあった。 「さあ───目を覚ましたら、この剣にふさわしい自らで在り続けないと───」 それなら、前に進まないと。 たとえ過去がどんなに美しくても。 たとえ過去がどんなに輝かしくても。 いまは、前だけを見て───。
by 焔海
投票はもう終わってしまいましたが、投稿させていただきます。 SS、というか文章を書くこと自体初めてなので、 お目汚しになるとなると思いますが、生暖かい目で 見てやってください。orz
<<PREV<<
>>NEXT>>
一つ戻る
一覧へ戻る